相棒シーズン11 第5話「ID」 [テレビドラマ『相棒』]

今回は相棒シーズン11の第5話「ID」についてだ。この事件は二つの視点から語られる。一つは宝石強盗事件。もう一つは自分を滝波正輝と証明することができない男が階段の上から突き落とされた事件だ。この二つは意外なところで接点がある。まずは粗筋から行こう。

>ある朝、享(成宮寛貴)が出勤すると、鑑識課で米沢と右京(水谷豊)がパソコンで宝石強盗事件の防犯カメラの映像を検証していた。犯人は宝石店のガラスケースの下に時限装置付きの発煙装置を仕掛け、その発煙装置から煙が発生している間に3億円相当のダイヤを持ち去ったという。しかし右京は煙の流れからあることに気づく。

さらに、享は交番勤務のころに知り合った女子高生・樹里(田中美晴)に呼び出された。階段から転落した男(加藤晴彦)を発見し救急車を呼んだのだが、樹里と友人は階段の上にいる不審な人物を目撃していたという。誰かに突き落とされたというのだが、転落した本人は階段を踏み外しただけと証言しているという。扱いに困る享だったが、享に同行した右京はがぜん興味を示し、階段から落ちた男に事情を聞くことに。

右京さんが煙の流れから気づいたのはこの宝石強盗が内部犯の犯行だということ。しかし、内部の人間なら宝石をどこに隠したのか謎が残る。

一方、階段から転落した男(加藤晴彦)は、自分を滝波正輝と名乗りのパスポートを持っていた。そして、何枚かの名刺を持っていた。その中でNPO法人の名前があった。だが、それ以外に彼が自分だと示す証拠が見当たらない。家に帰ると喧嘩した奥さん?は自分のことを知らないというが、なぜかマンションの鍵の隠し場所を知っていた。そこで、先日レンタル屋ビデオ屋でビデオを借りたことを右京さんと、享君に話して、そのビデオ屋さんに行くと確かに滝波正輝という人物がビデオを借りていた。しかし、ここで今の人物と全く別人がビデオを借りているのが映っていた。

これには右京さんも、享君もびっくり。一体どうなっているのか。この男は偽者なのか。そんな中、喫茶店で急に苦しみだした滝波正輝。すぐさま救急車で病院に運ぶも、駆けつけたらこの男に逃げられてしまっていた。そして、杉下右京さんは米倉から滝波正輝がある犯行現場から聞くことになる。驚く米倉さん。そこに例の刑事トリオが入ってきた。殺されたのは例の宝石強盗店の警備員だった。

滝波正輝になりすました犯人の仕業なのか…だが、その人物は右京さんと一緒に行動しており、アリバイがあった。とまあ、書いててややこしいのだが、これはある逆転の発想がないと事件が解けない。調べていくうちに滝波家には盗聴器が仕掛けられていることが判明する。

犯人は宝石強盗の計画を盗聴器で知って、宝石を奪おうとしていたのだ。そのために、滝波正輝になりすましていた。そう思っていた享君だったが、真相は全くの逆だった。キーワードは「逆」である。

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