テレビドラマ『相棒』の魅力とは [テレビドラマ『相棒』]

「一つ、よろしいですか?」

テレビドラマ『相棒』の杉下右京のお決まりのセリフの一つだ。テレビドラマ『相棒』は、2000年6月から、テレビ朝日系列で放送している人気の刑事ドラマだ。警視庁に存在すr窓際部署『特命係』に、一人の優秀なキャリア刑事が抜擢された。その性格ゆえに敵を作ることが多い杉下右京である。そして、ある事件の失敗の責任で左遷され、リストラの対象となった巡査部長、亀山薫。この二人が最初の『相棒』である。

相棒は現在シーズン10と、映画二本制作されているのだが、現在の相棒は亀山薫ではなく、シーズン8から、神戸尊がシーズン10の最後まで相棒を演じるようだ。実は、すでにシーズン10の最後で神戸尊が相棒でなくなることが発表されている。このように長期の人気ドラマになった『相棒』は、主役の杉下右京はそのままに、相棒が交代するというスタンスが取られている。

これはかなりぶっちゃっけた話なのだが、亀山薫がいなくなっても、右京一人がいつものように事件を捜査して解決しても、視聴率は下がらなかったというのがある。つまり、相棒で重要なのは杉下右京が名推理。その活躍があれば、視聴者は大して気にしてはいなかったということになる。

それでも相棒が交代することで、受け入れられるかどうかは難しい。主人公交代の難しさというのはどの人気作品にもつきまとう重要な問題だ。ただ、右京の配役が変わらない限りは大丈夫のような気はしている。

他にも様々な相棒の魅力が存在するのだが、もう一つだけ述べておくと、今までの刑事ドラマの事件解決をさらにひねっているところだ。つまり、2時間ドラマのサスペンスより、もう一つ視聴者を欺く仕掛けがある。それが犯人だったり、トリックだったりする。この辺は脚本の面白さだろうか。警察の不祥事がよく取り上げられるというのも、相棒には多い気がする。「ひきこもり」といった社会問題なども取り扱うが、決して、答えを出しているわけではない。たまに1時間で詰め込みすぎて、最後まで話がいかないで終わることもあったりする。

このように『相棒』の魅力は杉下右京とその物語性にあるわけだが、相棒は変わっても、変わらないキャストも多いのも特徴だ。そうした人物に視点を当てていくのも面白いのだが、まずは杉下右京について、次回は語りたい。
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