テレビドラマ『相棒』杉下右京の魅力 [テレビドラマ『相棒』]

今回は水谷豊演じる「杉下右京」の魅力を紹介する。相棒を語るには右京さんは外すことは絶対にできない。

杉下右京の魅力

観察、洞察、推理力などの一流の刑事に必要な能力に精通している。また、日本文学(落語)、骨董、手品、方言、ワインなどと様々な分野に造詣が深く、そうしたことが事件解決の鍵にもなる。拳銃は苦手なようで普段から携帯しない。、力仕事は相棒に任せきり、運転などもできるようだが普段はしない。ただ、剣道や護身術なども一通りできるようで、その辺りは刑事としても申し分はないようだ。

特命係の係長という地位なのだが、実質は二人しかいない。上層部がキャリア官僚で優秀な右京のお守り、監視役として、もう一人の相棒を配属させているといった話が最初によく出てくる。要注意人物だと上層部では見られているために、とにかく敵視されている。

杉下右京は、出世などに全く興味がなく、ほとんどの手柄は三人組の刑事に渡している。警察官としての責務を重んじて、どんな同情的な理由があるにせよ法を破ったものを許さない。警察官自身が汚職や不正をしていても、とことん追求するのだが、上の方で不祥事を握りつぶされることもしばしば。

出世に興味はないが、事件を解決するのは大好き。どんな事件にも自分が興味を持てば勝手に調べていく。

趣味としては、チェスしていたと思わせるシーンがよく登場する。右京さんとチェスの相手ができる人物はほとんどいないと思われるので、一人で遊んでいるような感じだ。他にも、クラシックレコード、落語などもよく聞いている。プライベートそのものは謎が多いのだが。

このような特徴を一言で言えば、変わり者のキャリア官僚刑事といえるだろう。趣味も高尚。誰が見ても出世街道まっしぐらなのに、出世には興味もなく、身内だろうと容赦しないので、コースからは外されている。余計な一言で相手を怒らせることもよくある。どこまで狙ってなのか定かではないのだが。
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